“水の都”、“アドリア海の女王”と讃えられ、多くの人を魅了するヴェネツィア。運河をゴンドラが行き交い、素敵なヴァカンスの日々へと誘ってくれます。サン・マルコ寺院前に広がるサン・マルコ広場を基点に、歴史的遺跡やヴェネツィア派絵画を見に行きましょう。毎年、主に2月に開催されるカーニバルは、仮面を付け仮装をした参加者が集い、まるで中世の夢が蘇るかのよう。
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サン・マルコ寺院はビザンティン建築を代表する建築物。828年にアレクサンドリアからもたらされたマルコの遺骸を納めています。その前にはサン・マルコ広場が広がっています。広場を囲む老舗のカフェから音楽が流れ、イタリアらしい雰囲気が満点。ドゥカーレ宮殿、新政庁などに囲まれた街の中心地にあります。
無数のカナル（運河）が流れる水の都ヴェネツィア。そのカナルにかかる多くの橋の中でも最も有名なのがリアルト橋です。下を舟が通ることを考えたアーチ型で、橋上には商店がずらりと並んでいます。その中央は広場になって人々の憩いの場に。外から眺めてもよし、橋上を散策しても楽しい橋です。
八角形平面をした大理石でできた教会堂で、10万個の木片を組み合わせた土台の上に建っています。ヴェネツィアン・バロック様式の優雅な姿は、まさにヴェネツィアを代表する風景を作り上げています。内部にはバロック様式の祭壇がありビザンツ美術のイコン「聖母子」が裏に隠されています。
水の都の運河を優雅に、手漕ぎボートのゴンドラが行きかう様は世界的に有名です。170もの運河のあるヴェネツィアでは、何世紀にも渡ってゴンドラが大切な交通手段でした。船上から両岸に建つ古い建物を眺めることができ、まさに風情は抜群。乗船の際には料金の交渉を忘れないようにしましょう 。
市民の移動手段として重要な役割を果たしているのがヴァポレットという水上バスです。いくつかの路線がありますが、観光客にとって便利なのが各駅停車の1番線。リアルト橋やサン・マルコ広場などの名所に訪れるのに便利です。料金は1時間、12時間、7日間チケットなどがあり、最近は電子システムが取り入れられています。
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芸術のように美しいヴェネツィア料理を運河を眺めながらオープンテラスで
サン・マルコ広場からカナルグランデを渡ってすぐのことろにある、ジュデッカ島を見渡すモダンなレストラン。伝統的なヴェネツィア料理に現代性を取り入れたクリエイティブな挑戦により、芸術的なメニューを作り上げています。シーフードを得意とし、ツナのタルタルやスズキの料理で有名ですが、新たな料理にも意欲的。そんなリネアドンブラを訪れたら、まずはヴェネツィア名物の食前酒、スプリッツ・コン・アーペロルで喉を潤し、ヴェネツィア風仔牛レバーの煮込み・イチジクとポレンタ添えや、手長エビのマリネと青リンゴのミルフィーユ仕立てなどをワインやカクテルとともに楽しみたいところ。ランチ、ディナーとも水上のオープンテラスで美味を堪能でき、とくに運河を眺めながらのディナーはロマンチックです。
家庭的な雰囲気のリストランテで本場のリゾットとワインを楽しむ
アカデミア美術館の裏に位置する家庭的な3つ星ホテルの中にあるエレガントなリストランテです。昔ながらのヴェネツィアンスタイルの家庭の雰囲気を大切にしつつ、アドリア海のシーフードが豊富に入った10種類のリゾットを提供しています。米はリゾット用最高級米種アクエレッロを使用。日本のレストランのリゾットより多少、塩味が効いているので、パンに載せて食べるととても合います。イカスミのリゾットやエビやスズキの炭火焼などを、豊富にそろったワインとともに、庭のテラス席で、ぜひ。ホテルの前の道は昔、運河で、19世紀末に埋めた時に木を植えたことから、｢小さな木｣を意味する「アッリ・アルボレッティ」と名づけられました 。
ドルチェや軽食も豊富。伝統の香りの中、広場を眺めてコーヒーブレイク
1サント・ステーファノ広場にある地元の人にも旅人にも長年愛されてきた伝統的なカフェテリアです。人気のパスタは、シェフも推薦する4種類のチーズのパスタやカルボナーラ。ボリューム感のあるサンドイッチやクレープなども取り揃え、獲れたてのシーフードを使用した季節のメニューも評判です。また、ムースや焼き菓子、ジェラートなどを広いオープンテラスで楽しめば、まさに気分はヴェニスっ子。オープン中は常にドルチェが楽しめるのでいつでも気軽にコーヒーブレイクを 。
ヴェネツィアらしいお菓子を味わい、歴史あるバールの雰囲気を楽しむ
1742年に創業され、芸術家や旅人達に愛されてきたヴェネツィアで最古のバールです。ショーウィンドウには、その日のパンやお菓子がずらりと。人気は焼き菓子のブッソライ。ドーナツ型をしたこのお菓子は伝統的にヴェニスっ子から愛されてきました。その他、食べやすいサイズのピザやパイは、その場でコーヒーとともにスタンディングでほおばってもＯＫ。もちろん持ち帰ってホテルや公園でおやつを楽しんでもいいかもしれません。陽気な家族経営の小ぢんまりしたバールですが、昔の駄菓子屋さんを思わせるようなホッとする温かみを感じさせてくれます。
色とりどりのキラキラがかわいい、ヴェネツィアンビーズのアクセサリー
12世紀頃から貴族女性の間で好まれてきた伝統のヴェネツィアンビーズ。ここはそんなビーズが心行くまで楽しめるショップです。第1号店は1984年にスタート。レトロテイストなビーズバッグ＆アクセサリーも販売しています。すべてのコスチュームジュエリーは2人のデザイナー、グロリアとヴェロニカ・アストルフォによるもので、店は工房としても使われています。素材は20世紀初頭のヴィンテージビーズや自然石、コーラルクリスタルやスワロフスキーなども取り入れています。デザインはカジュアルなものやエレガントなもの、ゴージャスなものなどさまざまに取り揃っているので、日常使いからパーティーまで、組み合わせ次第で色々なシーンに利用できそうです。ブレスレットやネックレス、イヤリングのほかビーズをあしらったバッグなどもとてもキュートです。ご自分へのご褒美にいかがですか？
イタリア人デザイナーならではのセンス光るファブリック&リネンを
2000年にオープンしたインテリアデザイナーの間でも有名なテキスタイルショップです。カラフルでセンスのいいオリジナルのファブリックやリネンの数々に出会えます。商品は手作りでデザインはオーナーが手がけています。ランチョンマット、テーブルクロス、タオル、カーテン、ベッドカバー、クッションなどのインテリア小物からハーブピロー、バスガウンまで、暮らしをトータルにコーディネートすることも。オーダーメイドは3週間かかりますが、日本への発送も可能とのこと…。
