凱旋門Triumphpforte
マリア・テレジア通りにあるこの優雅な門は、1765年マリア・テレジアの息子レオポルト2世とスペイン王女ルドヴィガの結婚を祝して建てられました。しかし結婚式のためにインスブルックに滞在していたマリア・テレジアの愛する夫、フランツ・シュテファンが急逝。そのため門の南面は結婚を祝う「幸福の象徴」が彫られ、北面はフランツ1世の死を悼む「悲しみの象徴」がデザインされました。
- 住所
- Salurner Straße 1, A-6020 Innsbruck
ドイツ、スイス、イタリアと国境を接し雄大なアルプスの大自然を満喫できるチロル州の州都です。アルペンリゾートの拠点として知られる街ですが、かつてはマキシミリアン1世により首都とされた時代もあり、マリア・テレジアからもこよなく愛されました。アルプスの山間の静かな古都の風情は、今でも多くの人々を惹きつけています。
sightseeing観光スポット
マリア・テレジア通りにあるこの優雅な門は、1765年マリア・テレジアの息子レオポルト2世とスペイン王女ルドヴィガの結婚を祝して建てられました。しかし結婚式のためにインスブルックに滞在していたマリア・テレジアの愛する夫、フランツ・シュテファンが急逝。そのため門の南面は結婚を祝う「幸福の象徴」が彫られ、北面はフランツ1世の死を悼む「悲しみの象徴」がデザインされました。
エレガントなたたずまいのこの宮殿は、1460年にチロル大公ジークムントにより建てられました。その後、1754〜1773年にマリア・テレジアがロココ調の絢爛豪華な内装にしました。各部屋では天井画や豪華な調度品、美術品、ハプスブルク家の食卓、タペストリーなどを見ることができます。皇妃エリザベートの肖像画も飾られています。
勇敢な性格をもって「中世最後の騎士」と呼ばれたハプスブルグ家の皇帝マクシミリアン1世。彼が1494年に造らせたのが、このバルコニーです。屋根には2657枚の金箔が施され、集まった人々に皇帝の威光を知らしめるのに十分な役割を果たしました。皇帝夫妻はここから、広場で行われる催し物を眺めました。内部3階の「マクシミリアン博物館」にはマクシミリアン1世縁の品が展示されています。
チロルの山々の伸びやかな景観を楽しむのにおすすめのスポットが、街の北にそびえるノルトケッテ連峰の展望台“ハーフェレカー”です。標高2342mの場所にありますが、最新式のケーブルカーとロープウェイで気軽に登れるのがうれしいところ。青く連なる山々は清涼感に満ち溢れ、時には羊飼いに出会うことも。天候がよければ、イタリア国境のブレンナー峠まで望むこともできます。
・コングレス駅から「フンガーブルクバーン(ケーブルカー)」に乗り終点のフンガーブルク駅(標高868m)で下車。
・出口のすぐ隣にある「ゼーグルーベバーン(ロープウェイ)」に乗り継ぎ、フンガーブルク駅からゼーグルーベ駅(標高1905m)まで。
・「ハーフェレカーバーン(ロープウェイ)」に乗り継ぎ、ゼーグルーベ駅からハーフェレカー駅(標高2342m)まで乗り、山頂に到着します。
1995年にスワロフスキーが、創業100年を記念して設立したクリスタルガラスのテーマパークです。ここはオーストリアを代表する芸術家アンドレ・ヘラーによるもので、場所はインスブルックから東へ約15kmのところ。地中に建物が隠れ、ファンタジーなクリスタルの世界が広がっています。巨大なクリスタルが見られるほか、見学後はショップでたっぷりとお買い物が楽しめます。 インスブルック駅から無料のシャトルバスが出ていますので、是非ご活用下さい。
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家庭的な雰囲気の中で本格的なチロル料理が楽しめる
プランクファミリーの経営するこのホテルは、宿泊者だけでなく訪問する人々がホッと集える憩いの場となっています。その中にあるレストランに長年継承されていることは、「最高の食材とお料理で最高におもてなしをする」ということ。チロルのアーティストよる絵画が飾られた、伝統的な雰囲気を重んじるダイニングと、歴史的な建造物に囲まれたテラスでは、どちらでも本格的なチロルの伝統料理が楽しめます。おすすめはティローラー・グリューステル(チロル風肉じゃが)やハウスファンドル(ソーセージ、ザワークラウトの盛り合わせ)など。ともに地元っ子からもとても愛されている料理です。生ビールやワインも揃っているので、料理に合わせてご一緒にいかがですか?また、デザートにはパウダーシュガーがかかった一口大のパンケーキに、クリームやジャムを添えて食べるカイザーシュマルンがおすすめ
旅のクライマックスはチロリアンダンスを料理とともに楽しむ夕べ
チロルを旅する前には、チロリアンダンスショーのスケジュールを調べていくことをおすすめします。家族経営のこちらのレストラン兼ショー劇場がオープンしたのは1967年。以来、チロルの文化に触れたいと多くの人がここを訪れました。チロリアンの民族衣装を纏い繰り広げられる伝統音楽、チロリアンダンス、靴踊り、ヨーデルで構成されたプログラムは躍動感に溢れ、見る者に時が経つのを忘れさせます。ショーのラストでは来場した各国からのすべての人に向け各国語で歌を披露、会場はより盛り上がります。日本は「幸せなら手をたたこう」です。是非一緒に楽しく歌って下さい。ショーで歌われるチロリアンソングはオリジナルのCDに収録され、お土産でも購入できます。そんなショーを見ながらいただくのはもちろんチロルの伝統料理。要予約。
数々の芸術家の足跡が刻まれたアートサロンカフェ
市内の中心部にあり、有名な「金色の小屋根」から西100m程に位置する1803年創業のチロルで最も古い老舗のスイーツショップです。元コックをしていた創業者ヨハン・ネポムック・ムンディングがこの店をオープンすると、またたく間に人気が出て、旧王室御用達となりました。伝統的な製法にもとづき、バターとクリーム、ミルクそして新鮮な卵だけを使用したケーキやペストリーは、季節ごとに変わります。また、チロル地方で初めてアイスクリームを紹介したとも伝えられ、いつでも新鮮で上質な原材料のみ使用した、極上の味を提供してくれます。テラスではホイップクリームたっぷりのコーヒーにハウストルテなどのケーキでひと休み。お土産用のチョコレートも種類が豊富です。
日本では手に入らないデザインに出会える可能性も大
世界中の女性に愛されているスワロフスキー。その1000を超える直営店の中の本店です。1892年、創業者のダニエル・スワロフスキーはクリスタルをカット・研磨する機械を発明し業界に革命を起こし、従来のクリスタルジュエリーに精密なカットを施すことが可能になりました。そして1895年、オーストリアのヴァッテンズに会社を設立。「人々の心を美しいクリスタルの輝きで照らす」というビジョンを掲げ、その精神は現代まで受け継がれています。地階はクリスタルのアート展示場に、1階は他のデザイナーとのコラボレーションでデザインした新たなクリスタルライン、2階がファッションジュエリーやオリジナルなクリスタル商品を多数展示・販売しています。
香りのよいチロルハーブの自家製リキュールをお土産に
地元のチロリアンや旅行者に愛されているワインとスピリッツ(酒)の専門店。自家製のリキュールや厳選されたワインだけを提供しています。まずはアプリコットなどのリキュールを試飲し、気に入ればボトルで購入するというのが一般的なスタイル。チロルのハーブを利かせたリキュールもあります。なかでもおすすめがピーチのリキュールで、とてもフルーティーな味わいに日本人からの人気がとても高いそうです。ちなみに強めのリキュールは水や炭酸で割ればより飲みやすくなるのでお試しを。その他、コニャックやグラッパなども豊富。ショーカードに価格や説明が書かれていない理由は、まずはお客様に試飲してもらい、コミュニケーションを楽しみながらお気に入りを見つけてほしい、という考え方からだそうです。右奥の部屋にはご自慢のワインコーナーもあります。