Côte d'Azur&Niceコートダジュール&ニース

太陽を浴びた南仏の紺碧の海岸が
世界中の人々を惹きつける

世界中の貴族や富裕層がバカンスを楽しむために集まる、南仏の風光明媚な海岸。名称は「紺碧の海岸」を意味し、フレンチ・リヴィエラとも呼ばれます。地中海沿岸にはニース、カンヌ、モナコといったフランス有数のリゾートが点在し、周辺には「鷲の巣村」と呼ばれる魅力的な小さな村落があります。ピカソやマティスなど多くの芸術家が、この地で名作を生み出しています。

sightseeing観光スポット

プロムナード・デ・ザングレ
プロムナード・デ・ザングレ Promenade des Anglais / ニース

約3.5Km続くビーチ沿いの遊歩道。景観を楽しみながらレンタルサイクリングやランニングなどをしている人々など、観光客から地元の人までが思い思いの時を過ごしています。「プロムナード・デ・ザングレ」とは「イギリス人の散歩道」という意味。19世紀に避寒地として各国の裕福な人達から注目を浴びたニース。そんな中、海辺に散歩道を作ろうと提案し、資金を集めたのがイギリス人であったことが由来します。オーシャンビューが一望できる遊歩道前の高級ホテルでは、素晴らしい景色の中でリラックスできるオープンテラスを開いているところが多くあります。

WEB
https://www.france.fr/ja/cote-dazur/article/31173
マルシェ
マルシェMarché / ニース

ニースにはいくつかのマルシェ(市場)がありますが、旧市街にあるサレヤ広場は、レストランやカフェにも囲まれ、観光客が一度は訪れたいスポットとなっています。長細い広場中央には、火〜日曜日の朝市で花と野菜・果物のお店が並びます。「牛の心臓」と呼ばれるトマト種や季節の食用花など見ているだけで楽しめます。日本には持って帰れませんが、フルーツを買ってホテルに帰ってからちょっと一口、なんていうマルシェの楽しみ方も。月曜日は市場がお休みのため、代わりに骨董市が立ちます。

サレヤ広場 Cours Saleya

住所
Cours Saleya, 06300 Nice
城跡公園
城跡公園Le Château de Nice/ ニース

遊歩道を散歩すれば水平に景観を楽しめますが、ニース海岸を一望できるおすすめスポットは城跡公園です。丘の上にある城跡公園の展望台へは歩いて登ることもできますが、有料エレベーターや、市内(プロムナード・デ・ゾングレ)から出ている観光電車に乗ると楽に登ることができます。アーチ型に見えるニースならではの美しいビーチと市街地は絶景です。公園内にはお城の面影を見ることができる城跡があり、芝生公園は地元の子ども達でにぎわっています。

WEB
https://www.nice.fr/fr/patrimoine-et-culture/le-chateau
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの街並
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの街並St Paul de Vence / サン・ポール・ドゥ・ヴァンス

高台にひっそりと立つ「鷲の巣村」の1つとして有名なサン・ポール・ドゥ・ヴァンス。一歩足を踏み入れると、昔ながらの商店と画廊などの小さな店に囲まれ、石畳の狭い道が延々と続いていきます。マティスやシャガール、ルノワールなどの画壇の巨匠が通い、映画監督やハリウッドスター達もが隠れ家としたホテルなど、今も残る不思議な中世の街並を体験してみませんか?遠くに地中海を臨み、また一方で南アルプスが背後にある魅力的な村といえます。

WEB
https://www.saint-pauldevence.com/
グルマルディ城とカーニュ・シュル・メールの街並
グルマルディ城とカーニュ・シュル・メールの街並Château Grimaldi & Cagnes-sur-Mer / カーニュ・ シュル・メール

カーニュ・シュル・メール旧市街の中心に位置し、現在、オリーブオイル製造の歴史を展示した博物館や地中海のモダンアートをコレクションした美術館となっているグルマルディ城。丘の上に向かって広がる旧市街は、石畳の道に沿ってぎっしりと家屋が並び、そこを歩いた人だけが体感できる南仏のやさしい村の雰囲気があります。旧市街と新市街に分かれ、旧市街では今でも芸術家が活動をしています。

グルマルディ城

住所
Place Grimaldi, 06800 Cagnes-sur-Mer
TEL
+33 4 92 02 47 30
WEB
https://ville.cagnes.fr/

shopおすすめショップ

ニース料理
ル・サファリ
ル・サファリLe Safari

マルシェの風に誘われ、伝統的な南欧料理に舌鼓

マルシェのたつ旧市街コーサレヤで一番人気のニース料理店。1973年創業の老舗です。ジャンルック・アレンさんがシェフを務め、季節の素材を生かしたメニューを提供してくれます。天気のいい日はマルシェに面したファサードの下で…。もちろんシックな室内でも落ち着けます。
まずはニース料理を。ニースに来たなら一度は食べたいニース風サラダ、パプリカの甘いおいしさ再発見の赤ピーマンのマリネは人気の定番料理です。その他、ピザも種類が豊富。シーフードピザは獲れたての海鮮が多い尽くすようにトッピングされています。また、新鮮なホタテが乗ったホタテのリゾットなど、定番の人気メニューやニース料理だけでなく、看板に書かれた季節のお料理も要チェックです。

住所
1 Cours Saleya, 06300 Nice
TEL
+33 4 93 80 18 44
WEB
https://www.restaurantsafari.fr/
南仏料理
レストラン ル・サン・ポール
レストラン ル・サン・ポールRestaurant Le Saint Paul

テラスでランチ。ミシュラン1つ星のキュイジーヌで至福の時を

ルドヴィック・プゼナ氏がシェフを務めるミシュラン1つ星レストラン。気候のいい時期はテラス席で。おすすめはアシューズ、前菜、メインに、チーズかデザートが付くランチコースです。旬の素材を生かしたクリエイティブな料理の数々が、新鮮な驚きを与えてくれます。この日のアシューズは、手長エビの芥子の実の甘いソースがけなど。前菜はさいの目切りの生ハムと、メロンの上にふんわりとバジルクリームを乗せたもの。通常の「生ハム・メロン」の固定概念を変える盛り付けです。メインではカリカリと香ばしく焼かれたエスカルゴのリゾットや、桃のほのかな甘みが鴨肉を引き立てる鴨肉と桃のローストなどからチョイス。デザートは苺とオレンジのサラダに、自家製アイスクリームを添えて。食後のコーヒーの傍らにはプチフール。ランチから贅沢気分を堪能できます。

住所
86, rue Grande 06570 Saint Paul de Vence
TEL
+33 4 93 32 65 25
WEB
https://www.lesaintpaul.com/en/le-saint-paul.html
南仏料理
ル・ティユール
ル・ティユールLe Tilleul

地産地消。季節の素材と豊かな味わいで夕食もクリエイティブに!

店名は「菩提樹」という意味。広いテラス席からは遠くに山々が見え、極上の開放感を感じることでしょう。素材の鮮度にこだわり、メニューは季節ごとに変わります。この日オーダーしたのはカリフラワーのポタージュと黒胡麻のムースのアミューズから始まり、前菜はギリシャ風サラダなど。メインは鱈のローストのスイートマスタードソースをチョイス。鱈の下には黒米が敷かれ、上には黒オリーブのペーストが乗せられています。赤ワインはソムリエ一押しの、ランドック地方のオーガニックワイン「Domaine Le Conte des Floris 2006」。デザートには定番のチョコレートケーキのラズベリーソース。他にも、赤く輝く苺とラズベリーのタルトなど、自家製デザートは種類も豊富。ティーサロンも併設しています。

住所
Place du Tilleul, 06570 Saint Paul de Vence
TEL
+33 4 93 32 80 36
WEB
http://www.restaurant-letilleul.com/
アイスクリーム
グラシエ・フェノッキオ
グラシエ・フェノッキオGlacier Fenocchio

広場で食べるアイスでひと休み。地元っ子の気分も味わって…

1966年創業のアイスクリーム店。バニラ、チョコレート、ヨーグルトなどの定番フレーバーから、トマト&バジル、オリーブ、スミレのような独創的なものまで、59種のアイスクリーム(Glaces:グラス)と、35種のシャーベット(Sorbets:ソルべ)が日替わりで楽しめます。注文はファサードの付いた露店カウンターで、指でさしながら。その際には、カップはPot(ポ)、コーンはCornet(コルネ)と言います。メニューには15種類まで表示されています。アイスクリームの他に、クレープやミルクシェイク、ドリンク類もあり、目の前の広場のチェアに座って休憩することもできます。毎年3月から11月までのオープン。
(冬場の12月から2月は休業ですのでご注意下さい。)

住所
2 Place Rossetti, 06300 Nice
TEL
+33 4 93 80 72 52
WEB
http://www.fenocchio.fr/
フルーツの砂糖漬け・スイーツ
メゾン・オエール
メゾン・オエールMAISON AUER

ひとときの贅沢が味わえる伝統的なフルーツ・コンフィーの焼き菓子

伝統的なフルーツ・コンフィーで作った焼き菓子はひとときの贅沢が味わえます。自家製フルーツの砂糖漬けが自慢の老舗は1820年から営業、現在創業6代目とか…。長い歴史の中で、この職人技に培われたスイーツのバリエーションと品質の良さが地元の常連客から愛されている理由だそうです。
フルーツ・コンフィーをいっぱい使ったパウンドケーキは、甘すぎず食べごたえのあるずっしりした印象…その日に焼く個数も限定とのこと…。砂糖漬けされたフルーツのバリエーションも豊富、その他、缶入りや瓶詰のフルーツやジャムなど種類もたくさんあります。アーモンドのカカオ包みなども人気の逸品。本場のマロングラッセは個装なので、お土産用と旅行中用にお好きな数だけ買うことができます。

住所
7, rue St François de Paule 06300 Nice
TEL
+33 4 93 85 77 98
WEB
http://www.maison-auer.com/
プロヴァンス生地・サントン人形
ル・シャンドリエ
ル・シャンドリエLe Chandelier

プロヴァンスを感じる旅人へのちょっと心に残る贈り物

細い路地を通って行くとウィンドウディスプレイいっぱいにプロヴァンスの伝統的な品々を集めた店が目に入ります。1990年の創業時はプロヴァンス生地とサントン人形、テーブルクロスやナフキンから始まりました。お客様の声を反映していくうちに少しずつ取り扱い商品が増えていったとか。
そして今では、プロヴァンス生地の老舗VALDROME(ヴァルドローム)社製品、テーブルマットやバッグの他、サントン人形やプロヴァンス生地のスカーフ、カラフルな陶器を中心に販売しています。左写真のバッグ、赤色のポーチ、丸い敷物。

住所
7, rue de la boucherie 06300 Nice
TEL
+33 4 93 85 85 19
WEB
https://nice.city-life.fr/Commerces/Nice/CadeauxSouvenirs/740/Le-Chandelier?lang=en
陶器
レパングル・ア・ランジュ
レパングル・ア・ランジュL'Epingle A Linge

セットでインテリアに並べたくなる生活陶器、ムスティエ焼

ルイ14世の時代に注目を浴びたムスティエ焼の陶器専門店。低温で焼くポッテリとした素朴な陶器に花や鳥をモチーフにしたシンプルな絵柄が特徴です。店頭にはプロヴァンス生地や陶器小物などが置いてあり、店内へ自然に引き込まれていきます。
可愛い陶器のハーブミルもオシャレなテーブルアイテム。伝統的な絵柄と新たな絵柄を両脇に展示し、陶器にマッチしたテーブルクロスやランチョンマットなどもバリエーションが揃っています。また、食器だけでなく、陶器製の時計や温度計、花瓶やクリスマスオーナメントなど魅力的な製品が多く、時間が過ぎるのを忘れてしまいそうです。

住所
18, rue Marche 06300 Nice
TEL
+33 4 93 13 06 03
WEB
https://www.facebook.com/lepinglealinge/?locale=fr_FR
オリーブオイル
ムーラン・ア・ユイール・アルジアリ
ムーラン・ア・ユイール・アルジアリMoulin A Huile Alziari

オリーブの老舗は、現代にも通じる品質の良さを感じさせます

1868年創業の老舗。旧市街のこのお店は1932年から営業しているそうです。ニース市内でオリーブオイルを製造しているのは唯一このお店だけ。創業当時からの家族経営は今でも引き継がれています。店内にはオリーブに関する様々な商品が所狭しと並べられていて、意外なアイテムに新鮮さを感じます。
エクストラ・ヴァージンオイル1リットル、ヴァージンオイル1リットル。その他、ニースで獲れるオリーブ種が入ったハーブとオレンジピール入りのオリーブオイル100グラムもおすすめ。生オリーブは計り売りで買え、ちょっとしたおつまみにも。伝統的製法でオリーブを潰すのに使ったマットは現代ではインテリアグッズにも利用できます。鮮やかな色彩のオリーブオイル石鹸やオイル容器なども豊富です。

住所
318 Bd de la Madeleine, 06000 Nice
TEL
+33 4 93 44 45 12
WEB
http://www.alziari.com.fr/
各種ハーブ
レルビエ・アン・プロヴァンス
レルビエ・アン・プロヴァンスL'herbier en Provence

ハーブの薫りに包まれた店内で、暫し旅の疲れを癒しましょう

ハーブ好きの人にはたまらない人気ハーブショップ。ドライハーブ、ハーブティー、スパイス、ハーブ入りの石鹸などハーブに関連した幅広いプロダクツに出会えます。オーガニックオイルや、コスメ、バス用品も数多く揃っています。なかでも“サン・ポール・ドゥ・ヴァンス”と刺繍されたハーブの薫るコットンタオルや、揉むと中のハーブの香りで癒される、リボンをあしらった藁筒はおすすめ。藁筒は枕元やタンスの中に置いてサシェのように使うこともできます。もちろんフランス生まれで南仏の植物原料を使用したL’Occitane(ロクシタン)も定番アイテム。淡い桃色のローズソープなど。奥の小部屋にはハーブオイルやジャム、ハーブミルなども揃っていてお土産にも最適。

住所
7, Descente de la Castre 06570 Saint Paul de Vence
TEL
+33 4 93 32 91 51
WEB
https://www.saint-pauldevence.com/fiches/shopping/lherbier-en-provence-florence-tholance/
ヴィンテージワイン
ラ・プティット・カーヴ・ドゥ・サン・ポール
ラ・プティット・カーヴ・
ドゥ・サン・ポールLa Petite Cave de Saint Paul

街角を散策している最中に出逢えるヴィンテージワインの世界

サン・ポールの小さなワインセラー”という名が表すとおり、うっかりすると見過ごしてしまいそうなほどこぢんまりしたお店。地階にあるフロアは洞穴か倉庫のようですが、知る人ぞ知るヴィンテージワイン専門店です。プロヴァンスだけではなく、ボルドー、ブルゴーニュなどのフランス全土から、オーナーのロラン・パオリさんがこだわり抜いてセレクト。そんなオーナーは優しく話好きで、尋ねればいろいろなワインの話をしてくれます。地元サン・ポールのワインは生産量が少ないのですが、こちらの店で購入が可能。おすすめは年間3000本しか生産されないという「Domaine SaintJoseph(赤)」。その他にもスミレの村Tourrettes-sur- loup(トゥーレット・シュー・ルー)や、カンヌの高台にあるMougins(ムージャン)のワインなど。

住所
7, rue de l'Etoile 06570 Saint Paul de Vence
TEL
+33 4 93 32 59 54
WEB
http://cavesaintpaul.com/

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