神への愛を永遠のものに、
現在も進化しつづける建築物
「聖なる家族」を意味する名をもつ、バルセロナのランドマーク的な教会、サグラダ・ファミリア。1882年に建設が着工、翌年監督主任としてアントニ・ガウディが加わり、生涯をかけて設計・施工を担当しました。ガウディはグエル公園内にある自宅から、毎日歩いて教会の建築現場まで通ったと伝えられています。
着工から100年以上経つ現在も、建築工事中のサグラダ・ファミリア。ガウディ自身は地下聖堂やキリスト生誕のファザードだけの完成をもってこの世を去りました。当初設計の東側は現在、完成の方向にあり、西側は現代の建築家がガウディの設計構想を推測する形で現在も建設が行われています。
地下は教会建設に関連した博物館となっており、また、入り口付近には昔、学校として利用されていた建屋が残されています。ミュージアムショップはガウディのデザインを模したグッズが揃っています。
また、バルセロナを訪れたのなら観ておきたいのが、夜間にライトアップされたサグラダ・ファミリア。昼間と異なった幻想的な姿は、観る人を圧倒させます。
アントニ・ガウディ Antoni Plàcid Guillem Gaudí i Cornet
1852年6 月25日 - 1926年6月10日
スペイン生まれ。カタルーニャ出身の建築家。サグラダ・ファミリアをはじめとしたその作品は、奔放な意匠と装飾性が独創的で、大規模な空間をおおいつつむ建物は創意に満ちている。複数の建築群がユネスコの世界遺産に登録されている。
サグラダ・ファミリア
Sagrada Familia
- 住所
- Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona
- TEL
- +34-93-207-3031