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2025.1.23(更新日: 2025.1.25)
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教の3つの文化が残る古都トレドにあるカトリック教会の大聖堂。トレド大司教はスペイン・カトリック教会の首位聖職者とされ大司教座が置かれています。トレドの街は、かつての西ゴート王国の首都。カスティージャ王フェルナンド3世によって統治された時代に建設が始まり、250年以上の年月をかけて完成したと言われています。フランスゴシック様式の影響とともに、ムデハル様式などスペイン独自の影響も受けているようです。
彩りの美しい中央礼拝堂を囲むように22の優美な礼拝堂が並び、15〜16世紀に作られたステンドグラスが大聖堂内を優しく照らします。美しいフレスコ画で覆われた聖器室の天井を通ると、そこは絵画館になっており、グレコの「聖衣剥奪」やルーベンス、ゴヤなどの作品に出会うことができます。
中央礼拝堂の後ろは、トランスパレンテと呼ぶバロック彫刻があり、外からの光が差し込む構造になっているため、その大理石でできた天使が舞うような錯覚さえ覚えます。
(取材年:2010年)
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Catedral de Santa María de Toledo
サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂
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