ヴェネツィアの風景を象徴する美しさ
「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」

八角形平面をした大理石でできた教会堂で、10万個の木片を組み合わせた土台の上に建っています。ヴェネツィアン・バロック様式の優雅な姿は、まさにヴェネツィアを代表する風景を作り上げています。内部にはバロック様式の祭壇がありビザンツ美術のイコン「聖母子」が裏に隠されています。

17世紀中頃、ヴェネツィアはペストの大流行に苦しんでいました。ペストが街に襲った後、ヴェネツィアの人々は病気からの解放を願い、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を建設することを決定。「サルーテ」はイタリア語で「健康」を意味し、この聖堂は「健康の守護聖母」として建設されました。

聖堂はグラン・カナルの入り口に位置し、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂へのアクセスは、ヴェネツィアの水上バス（ヴァポレット）やゴンドラを利用して行うことができます。そのため、外観も水上から眺めることができ、特に美しいです。

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